

今月のことば(2024年4月)
2024.04.01
新しいクラスのお友だち、先生、お教室。令和6年度が始まりました。4月は新しいことがいっぱいです。お教室だって、子どもたちも、登園初日から暫くは住み慣れた前年度の梅組、桃組のお部屋へ行ってしまうんですね。でもそれで良いんです。少しずつ慣れて行けば。そして、生まれてからずっと、お家で家族に守られていた小さな新入園のお友だちは、初めて一人で第一歩を踏み出します。
子どもにとっても、大人にとっても、期待と不安が入り混じった複雑な感じで始まる新学期ですね。分からないこと、不慣れなことたくさんあると思います。心配になったらいつでも、何回でも幼稚園へお話に来てください。お忙しければ、気軽にお電話ください。そうしているうちに、分からなかったことは、当たり前のことに。不慣れだったことは、いつものことに。思いの外、気がつくとそうなっているのです。
お母さん、お父さん同様、子どもたちも新しい環境の中、その日その日でいろんなことがあります。でも、子どもたちが、心でお守りのように抱きしめている「お家に帰れば、お母さん、お父さん、家族が待っていてくれる」という確信があるから、この子たちは一日頑張れます。ですから、お家に帰った途端に、ちょっとわがままな子になってしまうかもしれませんが、それがこの子の1日頑張った証だと思って、暫くは大目に見てあげてください。
アソカ学園 理事長 朝元 百