爽やかな季節、5月です。梅組さんの時よりもずっとお兄さん、お姉さんになって、小さなおともだちのお世話をしてくれる優しい桃組さん。幼稚園では最年長の自覚と自信がすっかり身について、大きく成長していく星組さん。

　そして、初めてお母さん、お父さんの腕の中から離れての一歩を踏み出した梅組、ひよこ、うさぎ組さん。４月当初は、バスの中でも、幼稚園に着いてからも「おうちに帰る〜」と泣けてしまうこともありました。集団の中で、おもちゃの取り合いや、ちょっとしたケンカもありました。しかし、泣きながらでも、何とか『自分の居場所』をしっかりと見つけて、新しく出会ったおともだちと元気よくあそぶことができるようになりました。朝、バスを降りて幼稚園の門を入ってくるときの「今日は何をしよう！」のお顔の輝きに、私は、一人立ちしたその子の『未来』を感じます。

　元気に育ってね。力強く生きてね。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなの思いを一身に受けて、５月の風、満杯で泳ぐ鯉のぼりと一緒に、アソカ学園の子どもたち、今日も元気に園庭を走っています。

アソカ学園　理事長　朝元　百